彼を知ったのは中学2年生の時。当時はサザンとか世良正則、チャゲ飛鳥、長淵あるいは浜田省吾なんかが人気だったけど、このころからきっとオヤジ趣味だったんだろうね。
彼の何かを探すように、夏休みや冬休みには電車に揺られながら横浜まで宛のない散歩をしに出かけた。
高校を卒業する間際に旅行に連れて行ってというお友達を何人か誘って、チョイワル女子高生の一拍旅行を企画した。
その時の赤裸々な写真はちょっと恥ずかしくて笑っちゃうほど。人には見せられないけど青春が詰まった楽しい時間だったよ。
安くておいしい、中華料理のお店を探したり、夜のおしゃれなカフェバーに潜り込んだり、 夜明け前の港を見に、まだ廃墟だった赤レンガ倉庫に通じる引き込み線の上を歩きながら夜明けを待った。 山下公園の屋台でおでんを食べて体を温めて、ホテルに戻ると、あこがれの男性からの伝言がフロントに預けられていた。 昨夜寄ってくれたみたい。
いつもそばにいたジョージさんはつい最近逝ってしまったのだが、命日というものを知らない。 すでに亡くなっている、友人や知人の誕生日は覚えていても、命日はどうしても思い出せない。なんでだろう?でも、その日を偲ぶよりも誕生日を思い出して懐かしむほうが私は好きだな。言い訳?

ジョージさんと同じ誕生日だと知った時はただならぬ運命を感じた。
彼を通じての様々な素晴らしい出会いや、つながり、絆をたくさんプレゼントしてもらった。
そしてこれからもずっと、生涯それは続いていくと信じている。
先日、屋根裏部屋の整理をしていたら彼の古いレコードアルバムが出てきた。 でもレコードプレイヤーがなければ聴くことはできない。 思い切って捨てた。それは思い出を捨てるのではなく、新しい思い出を作るために、CDに買いなおすために。

自分用のプレゼントにまずはこの一枚。
これからも人生を楽しむためには、まず心も体も健やかでないとね。
そんなわけで、誰かが言ってたな。
「健康に注意しながら無茶しよう」


もうすぐ50歳、記念に残ることを企画中 きゃは~っ!
