はしりのモモをコンポートにしてタルトに焼きこみます

モモは白ワインで皮ごと煮ると淡いピンク色に仕上がります。

同時進行で私はお友達のバースデーケーキつくり。

今が旬のさくらんぼうをコンフィにしてタルトに盛り付けます。
今夜は八千代で、静波のレジェンド、レイモンドさんの69回目のお誕生会。
いつもは浜の自宅でガーデンパーティーだけど、今年は私とこに来てくれた。
甘いもの大好きな彼、お酒はあまり体に合わないみたい。
せっかくのお誕生会なのになぜか元気がない。 慰めてと言うので、どうしたの?と聞くと、
今日は波乗りに行ったのに流れがきつくてOUTに出ていけなかったんだと。
へえ~、RAYさんが嘆くくらいだからよっぽど悔しかったんだね、
それでみんなは?うん、海にすら入らなかったよ。 きゃはは~っ!

近頃うちの店にも若いピチピチギャルが来なくなったなあ~とつぶやく彼。
あのさあ~わたしだって貴方と出会ったころは、まだ多少はピチピチしてたわよっ!
あれから20年もたってるんだからね、仕方ないじゃないの~
そんなこんなで宴は場所を変え夜遅くまで盛り上がり、寝不足と飲みすぎた次の朝には性懲りもなく海へと向かう。
私が着いたころは、もうみんな1ラウンド終え、今日はとくべつ水が冷たいよと震えていた。
ぎゃ~!ほんとに冷たい!なんで?きのうはとても暖かかったようだけど。
二日酔いのぼ~っとした頭が一気に冴えたよ!
砂浜を散歩していたレジェンドがまた誰か女の子に声をかけていた。

昔この道をいつもちがう女の肩に手を当て
口説きながら走ったぜ。
過ぎた日々の谷間に生き続ける女たちよ、俺は今でも一人でいるけどお前たちが好きさ。
G・YANAGI