結婚する以前から、毎年お節料理をせっせと作っていた。
伝統料理を受け継いでいくことが大切と、子供たちにも教えたいと思って。
でも、この頃の食卓は普段からごちそうがいっぱい。
あえてクリスマスや誕生、お正月に何を用意しようか迷う。
ともすればいつもより、つまらないメニューになってはいないか?
そして、あれやこれや料理本をひっくりかえしては作ってみても、手をかけたわりにはたいしたことない。
便利道具を買ってみてもその時だけで使わなくなる。
一年に一度しか使う機会がない道具ってはたして必要だろうか。。
せっかくおせちを作っても、二日目で飽きる。
昔のごちそうも、今はきちんと食べ残さないようにがんばって口にしている。
でもそれって幸せ? もったいないから捨てられない。
食べたくないものは作らないのってだめ?
手作りが幸せと思ってやってきたのに、家族は喜ばない。
もうやめようと、去年から作るのやめました。
でもお雑煮は大好き。
いくらでも食べる。 おもち大好き。
元旦の朝は少しだけ、出来合いのおせちを並べて、おもちをいっぱい食べることにしました。
いつの日かまたおせち料理が貴重になる日が来るまで、やめておきます。
そうしないと食べることのありがたみを忘れてしまいそうだから。